なななのゆるゆる翻訳

自分が翻訳したいと思った歌詞・本だけをゆるく訳してます。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【ロマンと冷笑】

私たちは絶えず一瞬で全体を判断する。多くは手から本を離さない人でも、私の前でインスタグラムのフィードばかりずっと読んでいるならただそんな人として映るだけだ。だから好感や運命といったロマンティックな合理化だ。ただタイミングというだけなのに。…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【聞く、聞いておく】

私は本質より態度を重要だと考える。いや、態度の中に本質があると考える。とても些細で、何でもないような視点から本心がにじみ出るのだと。だから私は相手のまなざしと手ぶり、話し方と動きに集中して執着する。 誰かを愛するなら質問が多くなる。しかしそ…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【フィクション】

あの頃私が持っていた才能とは他人の気持ちをひっかくことだけだった。暗い夜ともしびのように私には人々の弱点があまりにもはっきり見えて、それに突っ込んで攻撃することを楽しんだ。なぜそんなことをしたのかと誰かが聞いたなら正確に答えるのは難しいが…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【とても暗い時期】

いつも戦争に見舞われる。戦力は1対数十、もしくは数百。ぽつんとした一人が数えられない多くの敵と戦うことは最初から不可能だ。相手が多くなるほど戦闘力は急減し、すぐに意志を喪失する。いや。最初から戦闘力などというものは存在しない。勝つことはで…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【共にする】

淡々としたい日があった。いや切実だった。単純で軽く冷たく無感覚になりたかった。感情移入は私にとって大きな主軸で日常を覆うほど巨大な影だった。ドラマを見たり映画を見るとき、歌を聞いたり写真を見るとき、誰かの話を聞いたり私自身の話に耳を傾けた…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【私の犬、私のすべて】

ブギは3才。スジは9才。ジュディンは15才。幼いころはジュディンをロケットジュディンイと呼んだ。エレベーターが開くと同時にスプリングのように飛び出す姿がロケットのようだった。それほど速く活発だった。 玄関のドアキーを押してドアを開けると当然のよ…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【私の叔母】

昨日は母の健康診断の日だった。同時におばあちゃんが上京する日でもあった。なれないものだとなんでも怖がる母が気にかかり、そうでなくても小さい母とおばあちゃんの二人が大きい病院の中をあちこち迷うことを考えると神経質になって半休を使って一緒に行…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【陳腐で後ろ暗いウソ】

仕事始め式を終え社長と目が合った。私は社長が怖い。もともと大人が怖くて(しかし私が大人になってしまった)強く見える大人はもっと怖い。しかし社長はものすごく強く怖い。とにかく今年の夢は何かと聞かれて戸惑ったら、夢だとおおげさか?といいながら…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【おばあちゃん】

おばあちゃんはいつもあまり話さない。他人の陰口を言うこともない。私が父は何点くらいの婿かと聞いたら、あなたの考えはどうかと聞くので堂々と0点だと答えた。おばあちゃんが笑って陰口を避け続けるので「私がお父さんのような男性を連れてきて結婚すると…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【夢】

過去に長くとどまる夢を見た。母と姉と私が出てきた。もっと多くの人が出てきたが思い出せない。母の若い姿を記録したくてカメラを持ったがレンズの中には映らなかった。過去は既に過ぎ去ったから、私たちは実在しないある空間にしばらくとどまっているだけ…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【修飾語がない人生】

好きだった作家の新作がもうすぐ会社から出る。担当チーム長は2月の初めに作家と一緒にブレインストーミング兼会議をすることにしたので時間になったら参席してくれとおっしゃった。どうしても作家が好きな人だし20代だから若いアイディアをやみくもに頼むと…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【苦痛と癒し】

足りなかったと実感するときがある。それが愛だろうと、仕事だろうと、すべて終わってから「あぁ、あの時至らなかったんだな、あの時私が間違っていたんだな」こんな感情は苦痛と癒しを同時に与える。また戻れないという苦痛ともう同じ間違いを繰り返さない…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【孤独はとても特別な場所】

壁に目がついている。わからない彼らの携帯電話の中に、事務所のパーテーションに、街をふらつく空気の中に。孤独が目を覚ますと恐怖もともに顔を出し、数多くの目はまた瞬きをし私の文章と表情を嘗め回す。 私にとって孤独の場所は10坪の部屋の中、私の背丈…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【愛の問題】

考えてみると多くの問題を愛で決定した。理性的に損得に左右されず今の私の気持ちが向かうままに選択した。理性の問題が介入したのは学校と会社だけだった。しかし最初の理由だった自尊心とお金のすぐ後ろには夢と文章があった。人生で2番目に重要なことを選…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【人生の課題】

頭の中に入れたいいい文章はいっぱいにあふれているが、いい人は見付けるのが難しい。いい人(私がなろうとする理想的な姿)に変わる過程が難しいからだ。生まれ持った天性であればどうしようもないと言えるが、考えや態度もやはり自分から派生して蓄積され…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【視線を移さなければ】

自意識過剰が私を覆いこむたびに、私の不満と悲しみ、イライラ、恐怖が私の行動を潰すたびに思う。視線を移さなければ。 ひとえに私に向かう「いいほうに」とひとえに私に向かう喧嘩は結局私を楽にすることはないということをおぼろげに悟ったようだ。世界の…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【がんばれという毒】

母は自分自身を自信がなく馬鹿だと考えた。母の文章の中には必ず自身に向かう非難がまざっていた。「私は道をよく知らない、私は馬鹿だ、私は人々の話をよく理解できない、私は自信がなく、私はできない。」 そのような性格を私たちが引き継がないわけがない…

死にたいけどトッポッキは食べたい 精神科専門医の言葉

不完全さが不完全さに 著者が初めて録音機能を使った時が思い浮かびます。治療時間に交わした会話を家に帰って振り返りたいがうまくいかないと言い録音に対する同意を求めたでしょう。深く悩むことなく承諾しましたが治療者の言葉が録音されるという事実に私…

死にたいけどトッポッキは食べたい 【最後に】

大丈夫、 陰がない人は 光を理解することができない。 私は私の手の中に入ってきたら評価切り下げする傾向がある。難しい何かをやり遂げたときもきれいな服を着ても私がやり切って私が来たらたちまち力を失った。大切だったり愛らしくなかった。問題はそれが…

死にたいけどトッポッキは食べたい 12週目

心の底で 無気力指数が高い。働きたくなかった。昼食を食べるとき注目されようと努力することはなかったがコードが合わなくて憂鬱だった。人々が友達にとてもきれいだというのも嫉妬した。なのでいたずらに憎くなった。本当に私は救済不可能。 私は暖かい人…