なななのゆるゆる翻訳

自分が翻訳したいと思った歌詞・本だけをゆるく訳してます。

2022-02-15から1日間の記事一覧

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【ロマンと冷笑】

私たちは絶えず一瞬で全体を判断する。多くは手から本を離さない人でも、私の前でインスタグラムのフィードばかりずっと読んでいるならただそんな人として映るだけだ。だから好感や運命といったロマンティックな合理化だ。ただタイミングというだけなのに。…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【聞く、聞いておく】

私は本質より態度を重要だと考える。いや、態度の中に本質があると考える。とても些細で、何でもないような視点から本心がにじみ出るのだと。だから私は相手のまなざしと手ぶり、話し方と動きに集中して執着する。 誰かを愛するなら質問が多くなる。しかしそ…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【フィクション】

あの頃私が持っていた才能とは他人の気持ちをひっかくことだけだった。暗い夜ともしびのように私には人々の弱点があまりにもはっきり見えて、それに突っ込んで攻撃することを楽しんだ。なぜそんなことをしたのかと誰かが聞いたなら正確に答えるのは難しいが…

死にたいけどトッポッキは食べたい 付録:憂鬱の純機能【とても暗い時期】

いつも戦争に見舞われる。戦力は1対数十、もしくは数百。ぽつんとした一人が数えられない多くの敵と戦うことは最初から不可能だ。相手が多くなるほど戦闘力は急減し、すぐに意志を喪失する。いや。最初から戦闘力などというものは存在しない。勝つことはで…