なななのゆるゆる翻訳

自分が翻訳したいと思った歌詞・本だけをゆるく訳してます。

死にたいけどトッポッキは食べたい 8週目

ついに、薬物副作用

 

一人でいる時間が好きだった。部屋に横たわって本を読んで思索する時間、散歩する時間、バスや地下鉄の中で音楽を聴く時間、昼寝の時間、私が最も愛する時間だった。しかしここ2週間退屈という単語が日常を濃く満たした。

 会社での時間がこんなにも苦痛だと感じることは初めてだった。何事にも集中することができず、じっと座っていること自体が辛かった。結局、金曜日に半休をとった。しかし半休をとって家にいるにもかかわらず不安と焦り、退屈さを耐えることができなかった。そのときになって薬物副作用ではないかと疑い病院に行ってから副作用の症状で間違いないと確認した。虚脱した。薬は静座不能という副作用を連れてきた。

 静座不能とは着席不可能という意味で、じっと座ったままいることができない状態を指す。立ったり座ったり足踏みをして、精神安定剤使用中にしばしばみられる副作用だという。

 

私:薬に耐性がつきますか?

先生:耐性がつく薬もあります。

私:今耐性が現れる時期でしょうか?もともと薬を飲むとだるくなりながらも安定するのを感じることができるのですが、今は焦りが続いてます。私はそれを退屈さだと考えました。一旦会社のことに集中できなくなって1か月ほど経ち、何かをし続けないと退屈さを耐えることができません。バスに乗って移動する30分もです。これは副作用の症状でしょうか?

先生:はい。副作用ですね。前回増やした薬のせいのようです。じっと座っているのが辛いということでしょう?

私:とてもつらいです。とってもとっても。

先生:電話をしてくださればよかったのに。

私:「今働きたくないから退屈さを感じやすいんだ」と思ったんですが、突然副作用のようだと思ったんです。

先生:前回半錠で飲まれて1錠に増やした薬のせいのようですね。

私:とてもつらいです。

先生:横になって寝るときは大丈夫でしたか?

私:睡眠薬や酒を飲まなければ焦りと退屈さが続いて眠れません。そして眠るとすぐ目が覚めて、おかしくなりそうです。お酒に酔うと少し寝れます。

先生:酒に含まれるアルコール成分がその薬の副作用を少し下げてくれるんですよ。

私:私は酒や薬に依存すると思いました。

先生:つらかったですね。

私:つらかったです。憂鬱なのとは少し違いました。私は認知するのが遅いみたいです。そして薬を飲み始めた後から昼寝をすることができません。寝ようとしてもこれが眠っているのか現実なのかわからないほど浅い眠りにつきます。

先生:今薬をひとつ差し上げます。(薬を飲む)感情的にはどうでしたか?

私:敏感でした。

先生:敏感になるしかないでしょう。運動は少ししましたか?

私:いいえ、しませんでした。ただ会社が終わって家に歩いて帰りました。その時は少しすっきりしました。会社にいるときもやたらと外に出ました。こんな副作用があるってどうして言って下さらなかったんですか?

先生:それはもともと使っていた薬なんですよ。その薬を少し増やしただけで、一般的には副作用が表れにくいんです。朝晩に副作用を防ぐ薬を処方していましたし。朝の薬を飲んだらその瞬間には少しよくなりませんでしたか?

私:はい。でも眠かったです。本当にものすごくつらかったです。日記にもこんな話しかないです。「焦って不安を耐えることができない」

先生:何のせいだと思いますか?

私:はじめは活動的な人になるんだと考えました。しかし一人でいる時間を切実に求めるときもいざ一人でいるとしばらくは楽で、退屈さが続きました。簡単に心がとんがって周りの人との関係もよくありませんでした。

先生:体調が悪いから敏感になったんです。2週間前にいらっしゃったとき、枠に縛られた考えに没頭するのを防ごうと薬を増やしたのに、体が受け入れられないとは思いませんでした。

私:調整することはできますか?

先生:できます。

私:薬を飲まないと焦るのがちゃんと感じられるから、「ずっとこんな風に薬を飲まなきゃいけないの?」という不安に悩まされました。

先生:今は薬を飲み始めて3か月を少し超えました。普通治療期間は症状によって異なりますが、つらかった期間が短ければ短いほど治療期間も短くなります。今は長く考えてはいかがでしょうか。

私:はい。私は毎回同じ問題を話して、先生もいつも同じ答えを話すようです。私の性格が変わらないから全く同じ問題が続いてるみたいです。

先生:今おっしゃったことはとても重要です。今までは自分でも知らずにやった行動ですが、「私がいつも似たような選択をしてるんだな」と認知したということ自体が治療でしょう。

私:中間がない白黒理論は続いて出てくる問題じゃないですか。だから中間の選択をしたかったです。喧嘩した友達と破壊的に関係を終わらせるのも嫌でした。なので友達に私の状況をすべて話しました。あなたが私を無視すると思ったけど、私はとても極端だからあなたを理解したり関係をやめる二つの選択肢しかなかったと。その話を全部吐き出したから気持ちが楽で、友達ともうまく解決しました。

先生:いいですね。多分今までは結ぶことができなかった関係かもしれません。このように行動したとき自由が増えていき、互いに責任も分けて持つこともできます。勇気を出して話して解決したということは非常にいいことだと考えなければなりません。今まで起こってしまったことはすべて薬のせいだと片づけてしまってもいいと思います。

私:安心です。仕事も一つもしませんでした。本当にひどい副作用のようです。

先生:用語でいうと静座不能といいます。

私:静座不能、まじか。こうしてる間にこんな風にいたらだめだという考えに何かをあわただしくしたんですよ?私がマーケッターなんですが、編集者になりたくて編集者の講義を聞き始めました。

先生:可能でしたか?

私:つらかったです。聞く前にいつも酒を飲んだので可能だったのではないかと思います。それでも面白さを感じたのは本を企画することです。企画書を3枚書いたのですが面白かったです。私が書く本も企画してるんですよ。これらが少し慰めになりました。

先生:もしかしてタトゥーを入れたのも副作用の影響でしょうか?

私:よくわかりません。計画通りにはしたんですが、「ただやってしまいたい」と思いもしました。

先生:片方の腕にだけしましたか?

私:はい。

先生:愛を確認するときは主にどんな方法を使いますか?

私:不安だといいます。「私のこと好き?」とか、「よくわからない、不安」こんな風に表現します。

先生:それでも表現はするんですね。薬が心の状態と体の状態に大きく影響を与えたのです。