死にたいけどトッポッキは食べたい【離島】
「私は一人で遊ぶのが好きです。ただ前提があります。私を愛する人がいなければなりません。私の安否を聞く人がいてこそ一人で遊ぶことができます。」
君がこの場所がとても楽だと言ったとき私はどうしてか、私だけ不便に感じる私自身がみすぼらしかった。私もこの場所を楽に感じて、楽に話して、楽に笑いたいのに私の口の中で漏れていく言葉はいつもやつれているだけだった。一緒にいても私は影だった。べたついた暗さをまぶした状態で君の横にぴたっとくっついて君の行動をすべてマネする。
とてもよくて、とても楽でこんな言葉を口にする君がうらやましかった。楽に笑って、楽に誰かを好むことができる、誰かが好きになると簡単に近づくことができるその純情さがうらやましかった。